コストコのホームジムも、ベンチプレスも、いまはもう家にない。置いてあるのは、WASAIの懸垂マシンが1台だけだ。
若いころは「とにかく大きくなりたい」と思ってウエイトをやっていたけれど、年齢を重ねるうちに、その気持ちがなくなってきた。かわりにハマったのが、自分の体重だけで鍛えるカリスタニクスだ。この記事では、WASAI 懸垂マシン(BS312)を使ってみた感想と、ここに落ち着いた理由を書いていく。
先に結論:このWASAI1台で、やりたいことは足りている
結論から言うと、いまのトレーニングはこの1台で完結している。懸垂はもちろん、マッスルアップの練習も家でできるようになった。以前のようにジムへ通うことも、公園に出かけることもなくなった。
「大きくする筋トレ」をやめた理由
ジムは、トレーニング以外の時間がかかる
ジムに行くとなると、準備をして、移動して、着替えて、終わったらまた移動して帰ってくる。トレーニング自体は1時間でも、トータルでは倍近くかかる。しかも、やりたい種目の器具が埋まっていて、待たされることもある。
トレーニングに使う時間だけで考えると気づきにくいけれど、前後の時間も全部数えると、かなりのロスになっていた。
大きくなろうとすると、お金も際限なくかかる
もうひとつは、お金のことだ。せっかく筋肉を大きくするために鍛えているのだから、食事もサプリもちゃんとしないと、と思ってしまう。そうすると「もっともっと」となって、気づけばプロテインやサプリにかける額が増えていく。これは私の性格の問題かもしれないが、少なくとも自分はそうなりやすいタイプだった。
年齢的にも、体を大きくすることへの興味が薄れてきた。そのころに、前の記事に書いたホームジムの処分があって、ベンチプレスも手放した。
カリスタニクスは、家で好きなときにできる
カリスタニクスに切り替えて、一番良かったのは、「やりたいときに、やりたいだけやれる」ことだ。
- 移動時間がゼロ。思い立ったらすぐに始められる
- 器具の空きを待たなくていい
- 大きくなるのが目的ではないので、食事やサプリを過剰に考えなくて済む(これは自分の場合の話)
- 目指すのは、見た目よりも「動ける体」でいること
トレーニングに余計な時間も、余計なお金も、余計な悩みも使わなくていい。年齢を重ねた今の自分には、これがちょうどよかった。
WASAI懸垂マシン(BS312)のスペック
以下は、Amazonの商品ページの記載をもとにまとめた仕様だ。
| 項目 | 商品ページの記載 |
|---|---|
| タイプ | 懸垂マシン/バーベルラック/ハーフラック(パワーケージ) |
| 懸垂バーの高さ調節 | 9段階(1,400〜2,100mm、90mm刻み) |
| ラックフック位置 | 下段435〜1,065mm(90mm刻み)、上段1,330〜1,870mm |
| 外寸(土台) | 幅1,010mm × 奥行1,200mm、最大高さ2,100mm |
| バー幅 | 920mm |
| 耐荷重 | 150kg |
| 安全装置 | セーフティバー付き |
| 固定・安定性 | 揺れ防止金具を採用、アンカーボルトで床に固定も可能 |
| Amazon評価 | 4.4(460件) |
組み立ては30分かからなかった
組み立ては、30分もかからずに終わった。コストコのMWM-1005は4時間半かかったので、それと比べると拍子抜けするくらいあっけない。構造がシンプルなぶん、導入のハードルがかなり低い。ホームジムのときのような「組み立てだけで1日つぶれる」という心配はいらないと思う。
マッスルアップの練習で、公園に行かなくてよくなった
このWASAIを買って一番助かったのは、マッスルアップの練習が家でできるようになったことだ。これまでは、練習のために公園の鉄棒まで行く必要があった。天気や時間帯に左右されるし、人目も少し気になる。
それが、家の中で、好きな時間にできるようになった。バーの高さも9段階で変えられるので、種目に合わせて調整できる。わざわざ出かける手間がなくなっただけで、練習の回数は確実に増えた。
選ぶときに確認しておきたいこと
ホームジムを買って、運んで、手放した経験から、懸垂マシンを選ぶときに確認しておきたい点をまとめておく。
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 設置スペース | 床面積と天井高、周りに余白があるか |
| 床への負担 | 土台の広さ、総重量、設置階。マンションや2階では防音・防振も |
| 耐荷重 | 自分の体重+扱う重量 |
| 高さ調節 | 身長に合う段数か |
| 安全装置 | バーベルを使うなら、セーフティバーは必須 |
特に天井高は、買う前にきちんと測っておいたほうがいい。本体の最大高さは2,100mmあるので、懸垂のときの頭上の余裕も含めて考える必要がある。アンカーボルトでの固定は床に穴を開けることになるので、賃貸では難しい。置くだけで使う場合は、土台の広さと床マットで安定させることになる。
なお、本体の総重量は、今回確認した商品画像には載っていなかった。搬入や設置階が気になるなら、購入前に商品ページで見ておくといい。
こんな人には向いている
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 家で懸垂やカリスタニクスをしたい | ウエイトで筋肉をとにかく大きくしたい |
| ジムや公園への移動時間をなくしたい | 設置スペースがまったく取れない |
| 組み立てや処分の手間を減らしたい | マシンでの細かい部位ごとの種目を求める |
まとめ
ホームジムを手放して、ベンチも処分して、最後に残ったのがこのWASAIの懸垂マシンだった。大きくなることよりも、動ける体でいること。移動も、食事への過剰な出費も、余計な時間もいらない。やりたいときにやりたいだけできる環境として、いまの自分にはこれで十分だと感じている。
ホームジムの購入から処分までの流れは、関連記事に書いている。あわせて読んでもらえると、なぜここに落ち着いたのかが伝わると思う。